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はんけしくんインストラクター兼
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人間や動物、花など、とにかく可愛らしいモチーフを彫るのが好きです。
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吉井和哉 Flowers & Powerlight Tour 2011 Zepp Tokyo

2011.04.29 00:25|ライブレポート
4月25日、Zepp Tokyoが今回のツアー初の東京公演となった。本来ならば、4月5日の新木場studio coastに続いて2回目になるはずだったのだが、東日本大震災の影響で東北地方含め予定されていた最初の数本が中止となってしまったためだ。思わぬ形で西日本からスタートしたこのツアーだが、待ちに待った東京公演は、観客の期待を大きく上回る最高のパフォーマンスを見せてくれた。

場内が暗転し、『The Apples』冒頭の“THE APPLES”が流れ出すと歓声が上がる。スクリーンに幾何学模様が映し出されるなかメンバーが登場し、SEがフェイドアウトすると“ACIDWOMAN”のイントロが鳴り響く。吉井もメンバーも黒い衣装で統一している。サビで眩い閃光が走る。そのままアルバムと同じ流れで“VS”へ。小気味良いリズムに合わせてフロアが跳ねる。アニメ風の映像と共に「ありませんか?」「ヤリませんか?」と吹き出しが映し出されると、早くも大合唱が巻き起こる。続いて繰り出されたのは、月曜日なのに“WEEKENDER”だった!これは予想出来なかった。もうクライマックスのようだ。

フロアの熱狂ぶりに吉井も「すごいな」「東京のFLOWERS、元気か~?」と嬉しそうで、新譜が出て初めての東京であることを伝え、ムードのあるライトに照らされて“ロンサムジョージ”を演奏。“イースター”は抑えた演奏でも聴かせる。続いてドラムの激しいビートから始まったのは、“VERMILION HANDS”だ。かなりレアな選曲だが、不思議と違和感が全くない。稀代のROCK STARがフロアを自在に操るさまは、やはり華がある。

MCを挟み“おじぎ草”はじっくりと聴かせる。曲が終わり吉井が少し後ろに下がると、バーニーが歪んだギターをひとしきり掻き鳴らす。すると、ステンドグラスのような、見方によっては土の中に広がる根っこのような映像が映し出され、荘厳なオルガンが流れるなか、静かに「髪の毛...」と“球根”を歌い出す。このとき悲鳴のような歓声が上がった。鬼気迫る表情で歌い上げたこの曲は、間違いなくこの夜のクライマックスのひとつだった。

「We wanna music!」と始まった陽の雰囲気を持つ“MUSIC”が空気をガラリと変える。観客も飛んだり跳ねたり楽しそうだ。映し出された鐘が鳴り出し“クランベリー”に突入すると、一気に会場は怪しげな雰囲気に包まれる。中世の書物に描かれていそうなゴシック風の映像も、曲を盛り上げるのに一役買っている。このメタル組曲は、とてもいいアクセントになっていた。そして間髪入れずに“シュレッダー”へ雪崩込む。緩急自在の選曲が素晴らしい。

さらにここから本編最後までが圧巻の流れだった。キーボードに導かれながら、拳を突き上げて歌い出したのは“ONE DAY”だ。力強く真っ直ぐな歌に会場がひとつになる。余韻を噛み締める間もなく、今度は“Sweet & Sweet”のスリリングなリフが鼓膜に突き刺さる。あまりのかっこよさに鳥肌が立つが、とどめの一撃とばかりに“ビルマニア”が炸裂!最後のサビでは大合唱が巻き起こり、会場が一体となった。

地震直後にはしばらく音楽を聴くことが出来なかったが、あらためて音楽を見つめ直したと言い、「アルバムを出せたことは奇跡かな」と語った。そして、オリコン1位を獲得したことにも触れ、「心の底から喜べないときに1位を取る。そんな人生です」と笑いを誘っていたが、そんな不器用な生き様も含めて、私たちは吉井和哉に魅せられているのだと思った。そして本編最後に鳴らされた“LOVE & PEACE”は感動的だった。奇をてらうことのない詞とメロディに込められたこの普遍的なメッセージソングは、時代を超えて歌い継がれていくべき名曲だ。

吉井がアコギを手に現れたアンコール1曲目“HIGH & LOW”は、軽めの余興のような雰囲気だった。ハーモニカを装着しただけでどよめきが起こるのが可笑しい。そしてメンバー4人は1本のマイク前でコーラスをつける。だが、吉井が間違えて“ワセドン3”を爪弾き、ハーモニカをプーとやる。途中で「ヒーハー!」と合いの手を入れたドラムの吉田は、このあとのメンバー紹介で「ドラムス!“ヒーハー”吉田佳史!」と紹介されていた。続いて「あなたにこの世の全部の幸せをあげる」と言い、イタコソング“CHAO CHAO”へ突入。ジュリーやピンク・レディー、宮尾すすむのフリまで飛び出すアンコールにぴったりの楽しい曲だ。

吉井版UKビートソング“プリーズ プリーズ プリーズ”は、アルバムより数段グルーブ感が増していた。最後のMCでは、予定していた照明が思うように使えず、「パワーライトとかタイミング悪く変なタイトルつけちゃって...普通ライト!Flowers & 普通light Tourだ!」と笑っていた。今回ジュリアンも急きょ不参加となったわけだが、完璧なセットリストも含め、それらアクシデントを全く感じさせることのない完成度の高いショウだった。それはスタッフの努力やメンバーの結束力に加えて、やはり楽曲の持つ力によるところが大きかったと思う。

「東北も必ず行きます。みなさんのパワーを預かって、渡しに行きます」と約束した。そして「もっと咲きましょう、どうもありがとね!」と語りかけ、最後の曲“FLOWER”を歌った。この曲も“LOVE & PEACE”と同じく新たなマスターピースだ。土の中で育った球根から、やっと茎を地上に伸ばして花を咲かせたと考えると、生まれるべくして生まれた曲と言えるかもしれない。

あらゆるタイプのカードを手に入れた吉井は、今や無敵の状態にある。「このツアーはおそらく年末まで続くと思います」と言っていたが、これからライブハウスからホールへと会場を移して、どんな花を咲かせてみせてくれるのか、非常に楽しみである。

SE.THE APPLES
01.ACIDWOMAN
02.VS
03.WEEKENDER
04.ロンサムジョージ
05.イースター
06.VERMILION HANDS
07.おじぎ草
08.球根
09.MUSIC
10.クランベリー
11.シュレッダー
12.ONE DAY
13.Sweet & Sweet
14.ビルマニア
15.LOVE & PEACE
-encore-
16.HIGH & LOW
17.CHAO CHAO
18.プリーズ プリーズ プリーズ
19.FLOWER


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スピッツ 『SPITZ JAMBOREE TOUR “とげまる2011”』 NHKホール

2011.04.17 22:33|ライブレポート
4月13日、東日本大震災の影響とマサムネの急病により延期されていた“とげまる2011”がいよいよ幕を開けた。やはりこの日一番の心配事は、マサムネの様子だったのだが、少し痩せたような気がしたものの、元気な歌声と相変わらずのトークを聴かせてくれてホッとした。そして、メジャーで20年間、第一線で活躍してきたバンドの底力とメンバー&スタッフの団結力をまざまざと見せつけてくれた。

ステージには天井からとげまるのオブジェが何個も吊り下げられていて、曲に合わせて様々な色のライトが点灯する仕組みになっていた。開演時間を5分ほど過ぎた頃、客電がス~ッと消えていくと、拍手が後方からさざなみのように押し寄せてきた。普通のライブだと、メンバーが出てきて1曲目が始まる前には静かになるものだが、この日はメンバーが出てきてスタンバイしても拍手は鳴りやむことはなかった。熱狂ともちょっと違う温かい拍手だった。

その拍手に後押しされるように“ビギナー”のイントロが鳴り出した。音を取るように耳に手をやって歌い始めたマサムネの歌声は、最初こそ少し震えていたような気がしたが、その後は安定していた。2曲目の“スパイダー”が始まるとパッと華やかになり、“恋する凡人”で会場は一気に温まった。ここでマサムネが「いや~ぶっ倒れてたんですけど。ぶっ倒れてる場合じゃなかったんですけどね。でも、起き上がることができました!」と自ら力強く復活宣言をした。

4曲目にさらりと“ロビンソン”が早くも登場。やはり良い曲だ。そして、タメをきかせて“幻のドラゴン”へ。個人的に『とげまる』のなかで“幻のドラゴン”から“TRABANT”の流れがものすごく好きなので期待したが、バンドは“メモリーズ・カスタム”に雪崩込む。この流れもかっこいいなと思っていると、マサムネの鋭いカッティングから、“TRABANT”へ突入した。田村側だったので、ベースの音が良く聴こえた。ロックバンド、スピッツの本領発揮だ。

マサムネが「ここまでロックっぽくね?」と言うと、すかさずテツヤが「もう反省会?」と返す。このやり取りを聞くだけで安心してしまう。「ちょっと昔の曲を何曲か...」と“鳥になって”を演奏。意図的なのか、歌い方がなんとなく違って聴こえた。このあと“胸に咲いた黄色い花”と“ヒバリのこころ”が披露された。あらためて初期の曲を聴いても、ちっとも古臭くない、というか、今のバンドが演奏すると、より新鮮に聴こえるから毎回どんな初期のナンバーが披露されるか楽しみだ。

ここでマサムネがデビュー20周年を迎えたことに触れ、「昔の雑誌引っ張り出して見てたんだけど...肌つるつるね。よくお客さんから可愛いって言われてたけど、今見たら可愛いわ。俺らだけじゃなくてミスチルとかも可愛いもんね」と年月の流れにしみじみ。また「小さい頃、近所のおばちゃんに“まーくん可愛いね”って言われてて、“可愛いじゃなくてかっこいいって言ってよ”って言ってたからね。思い上がりも甚だしいよね」と言っていたが、男子はみんな同じような自尊心を持っていたのだとうなずいた。

静かに“ガーベラ”が始まり、ステージが赤く照らし出されると海中にいるような揺らめきを感じ、クージーのピアノから“新月”のイントロが流れ出すと、より幻想的な雰囲気に包まれた。続く“ジュテーム?”は、新しいバンドアレンジとなっていて新鮮だった。オリジナルの胡弓のパートは、テツヤが弾いていた。しみじみと余韻に浸っていると、マサムネが「今回はアルバムタイトルが『とげまる』だったから、セットも作りやすかったのかな。やっぱりアルバムタイトルは大事だから、次は長くてふわふわで『ながふわ』とか、小さくてつるつるで『ちいつる』とかにしようか(笑)」と言っていたが、それはどうかと思うぞ。

爽やかながら、ちょっぴり切ない“シロクマ”に続いて、CMですっかりお馴染みの“えにし”が軽快に、崎ちゃんのパワフルなドラムから“どんどどん”が小気味よく繰り出される。やはり『とげまる』はライブ映えする曲が満載だ。またクージーに加えて、崎ちゃんのコーラスも聴き逃せない。ここでマサムネが新しく作ってもらったという黄色いギターを自慢げにかざし、「魔法の杖を手に入れました!」と小首を傾げ右手をくるくるっと可愛らしく回す。自分も今度使ってみようかと思った。

かっこよく「じゃあ、探検しに行こうぜ!」とキメたと思いきや、「あ、次の曲はアコギなんだけどね」といそいそとギターをチェンジして我々隊員たちを大いにずっこけさせたあと“探検隊”は出発し、“けもの道”を突き進む。そして、“トンガリ'95”では、2回目のサビを間違えて詰まっていた。フレフレである。間髪入れず、定番の"8823”が登場。田村が所狭しと暴れ回る。リーダーは、いつもニコニコと楽しそうにベースを弾いていて、バンドを始めた初期衝動を一番おもてに表している。マサムネが「今日はパワーをたくさん頂きました。ありがとうございました!」と感謝の言葉を述べ、“君は太陽”で本編は終了した。

“魔法のコトバ”でアンコールはスタートし、お楽しみメンバー紹介タイムへ突入。田村は、「ライブが久々だったから、どうなることかと思ったけど、20年もやってると凄いね。身体が覚えてた」とベテランの貫録をチラリと覗かせた。クージーは、マサムネの頭頂部をしばらく映し出していた映像に触れ、「お好きな人にはたまらない映像でしたね。私は鼻の下を見るのが好きなので、今度ぜひ!」と言うと、マサムネが「俺、鼻の下彫りが深いから見応えがあると思うよ」と返し、ディープなフェチの世界を展開していた。NHKホールでこんな話を聞くなんて、まるで学校でいけない話をしてるみたいで、ちょっとドキドキしたのは私だけだったと思われる。

いつもより強めにシンバルに頭をぶつけて見せた崎ちゃんは、「このNHKホールでは好きなシーンがあって。紅白が終わってゆく年くる年にパッと切り替わる瞬間が好きなんだよねぇ」と渋い事を言ったあと、マサムネとひとしきり前日のプロ野球の話で盛り上がっていた。テツヤは、「昨日マッサージに行ったんだけど、そこのおじさんがよく喋る人でさ。俺が鼻をずず~ってやってたら、“お客さん花粉症ですか?僕はぎゃふん症です”って言ってきてさ。揉まれてるのに気疲れしちゃうよ」と言っていた。ご愁傷さまである。

マサムネは、花見の季節にある出店に触れ、「俺、イカ焼きって、いいにおいだから食べたいんだけど、食べたことないんだよね」とカミングアウトし、メンバー以下、会場全体の失笑を誘っていた。マサムネは完全に回復したと確信した瞬間である。その後、気を取り直し、「今日みんなと会えたことを心の財産にして、これからも頑張ります」とお礼を言って、“バニーガール”を軽やかに演奏。そして、最後はちょっとベタな展開が意外でもあった“チェリー”で幕を閉じた。20年という大きな節目を迎えたスピッツの新しい旅は、こうして桜の花が咲き誇る日に始まった。

余談だが、原宿までの帰り道、一緒に観たM嬢(M嬢と言うと少しおかしな感じなのでMさんとする)と、「前なにかで見たマサムネさん、結構白髪があったからやっぱり染めてるんだと思った」とか、「やっぱり初期の曲は、今聴いてもいいよね」とか、色々盛り上がって大いに楽しかった。好きなバンドの話で盛り上がれる友達がいるというのは、男性でも女性でも楽しいものである。

01.ビギナー
02.スパイダー
03.恋する凡人
04.ロビンソン
05.幻のドラゴン
06.メモリーズ・カスタム
07.TRABANT
08.鳥になって
09.胸に咲いた黄色い花
10.ヒバリのこころ
11.ガーベラ
12.新月
13.ジュテーム?
14.シロクマ
15.えにし
16.どんどどん
17.探検隊
18.けもの道
19.トンガリ'95
20.8823
21.君は太陽
-encore-
22.魔法のコトバ
23.バニーガール
24.チェリー

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エレファントカシマシ CONCERT TOUR 2011 水戸LIGHT HOUSE

2011.04.13 00:08|ライブレポート
4月5日、11年ぶりにエレファントカシマシが水戸ライトハウスのステージに戻ってきた。ツアータイトル“悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅~”の通り、新作からきっちり8曲披露しつつも、全体的に励ます感じの曲が多く選曲されていたのは、先の大震災の影響とは無関係ではないだろう。水戸は被害が少なくない地域だけに、延期かもと不安が頭をよぎったが、結果的にこの夜のライブは、彼らの固い決意を示すものとなり、私を含め400人に満たない観客を大いに勇気づける素晴らしいものとなった。

“moonlight magic”“脱コミュニケーション”“明日への記憶”まではアルバムと同じ流れで、狭い空間にギュウギュウに詰まった観客を一気にバンドのペースに引き込んだ。“悲しみの果て”のあと、「水戸に来てくれてありがとう!」「ようこそ~」などと熱い声援が飛ぶ。その熱気に「熱いな、おい!俺たちのほうが元気もらっちゃいますよ!」と宮本が応える。すかさず「お互い様だけど」と付け足していたのは、照れ隠しもあるだろうが、バンドと観客一体となってこの夜を思い切り楽しもうと言っているように思えた。

イントロを少し伸ばして演奏された“さらば青春”は胸が熱くなった。一転、疾走する“かけだす男”に胸が躍る。この曲は去年のロック・イン・ジャパンでも演奏されたので、2年連続で茨城県で聴けたことになる。やはり地元に好きなバンドが来てくれるのは格別だ。“too fine life”では、宮本がハンドマイクを手に、狭いステージを動き回る。観客に触られまくっていたが、気にするそぶりもなく、観客を煽っていた。

「毎日は旅だという歌です」と始まった“旅”、石くん&成ちゃんの渾身のコーラスが頼もしくもなぜか微笑ましい“ハロー人生!!”では熱狂した客席から無数の拳が上がる。「何度でも立ち上がれ!何度でも立ち上がれ!」と鼓舞するようにして歌い出した“何度でも立ち上がれ”は、上り下り、紆余曲折を経てきたエレカシだからこそ、説得力を持って胸に響く歌だ。

すでに狭いフロアは熱狂の渦に巻き込まれていたが、バンドは間髪入れずに“いつか見た夢を”を繰り出す。このキャッチーなロックナンバーは個人的にお気に入りの曲で、なぜかいつも涙腺が緩んでしまう。エレカシの曲はバラードよりも、こういうロックナンバーのほうが泣けてくる曲が多いような気がする。

熱く盛り上がるフロアに向かって、「エレファントカシマシ史上、屈指の盛り上がり!すげぇな、みんな。ありがとう」と満足気な宮本。「アットホーム!」と気に入った様子だったので、今度は11年も空けずに2~3年おきには来て欲しいところだ。“珍奇男”は、コットンクラブに迫る狭い空間ならではの濃密な空間を作り出していた。「みんなに捧げます」と言って静かに始まった“OH YEAH!(ココロに花を)”はグッときた。

力強く歌い上げた“赤き空よ!”では、エンディングの「レッツゴー!明日へー!」は観客も一緒に歌っていた。「近い!近いな!」と宮本が何度も言っていたが、やはりこのくらいの狭い場所だと一体感が半端ではない。その狭さゆえに“涙”の歌い出しが思い出せず、スタッフに「悲しいときには~♪って1音下げだっけ?」と尋ねている声も思いっきり聞こえていたが、ご愛敬である。 

高音も良く出ていて感動の“幸せよ、この指にとまれ”に続いて、“悪魔メフィスト”が本編最後に降臨。トリプルギターの重厚で悪魔的サウンドは、BLACK SABBATHを思わせる。“Sky is blue”で始まったアンコールは、まさに仕切り直しといった雰囲気。宮本のスライドギターが唸る。“今宵の月のように”は、言うまでもなく鉄板の名曲だ。ストレートな応援歌“俺たちの明日”も決して陳腐には聞こえない。それは宮本が、本気で歌を届けようとしているからだ。

前日に脳内リピートしていて聴きたかった“笑顔の未来へ”は嬉しくて、また涙腺が緩んだ。一撃必殺の“ファイティングマン”では、観客も大騒ぎだ。これで終わりかと思ったが、アンコールはまだ続いたのである。なにをやろうか迷っているところに客席から、「花男!」と声が飛び、始まった“花男”では、1度「生きる屍~」を「生きるしかねぇ~」と歌っていたように思う。そして、最後は今回共通らしい“四月の風”だった。途中、「エブリバディ~水戸水戸水戸水戸~!」と水戸コールを入れ、「ドーンと行けよー!」とお馴染みの言葉を残し、メンバーは去って行った。

今回、甚大な被害があった東北地域での3公演が延期されたが、被害が少なくなかった水戸に予定通り来てくれたことは素直に嬉しかった。ロックンロールバンドは演奏してなんぼ、ロック歌手は歌ってなんぼだという彼らの心意気を感じ、エレカシのファンで良かったと心から思えた。図らずもこのツアーは、文字通り、人々の心に火を灯す旅になっているのかもしれない。

01.moonlight magic
02.脱コミュニケーション
03.明日への記憶
04.悲しみの果て
05.さらば青春
06.かけだす男
07.too fine life
08.旅
09.ハロー人生!!
10.何度でも立ち上がれ
11.いつか見た夢を
12.珍奇男
13.OH YEAR!(ココロに花を)
14.赤き空よ!
15.涙
16.幸せよ、この指にとまれ
17.悪魔メフィスト
-encore 1-
18.Sky is blue
19.今宵の月のように
20.俺たちの明日
21.笑顔の未来へ
22.ファイティングマン
-encore 2-
23.花男
24.四月の風


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OK! C'MON CHABO!!! -CHABO'S 60TH ANNIV.- Zepp Tokyo

2011.03.11 03:39|ライブレポート
3月5日に仲井戸“CHABO”麗市の60歳を祝うライブが開催された。これは、2月に発売されたリスペクト・アルバムのライブ版で、ミスチルのライブがあった桜井和寿以外は、アルバムに参加したメンバーが全員出演という豪華な顔ぶれとなった。

まずは、この夜の“幹事”寺岡呼人が挨拶し、「OK! C'MON CHABO!!!」と観客にコールさせて最初のゲスト、クロマニヨンズを呼び込んだ。ヒロトは、たまに見せるTシャツを穿くスタイルで登場。アルバムと同じ“ギブソン(CHABO'S BLUES)”を演奏。「チャボ、サイコー!」と連呼し、あっさり帰ってしまった。

この時点で、ゲストはアルバムの曲のみを披露するのだと分かった。セットチェンジの間を繋ぐのはMCの竹中直人で、「スゲースゲー!」とハイテンションで登場すると、お馴染みの高い声と低い声を自在に駆使したおしゃべりで、場を和ませていた。この後も、口笛でビートルズの“アクロス・ザ・ユニバース”を披露したり、チャボの曲をアカペラで歌ったり、長い詩をそらんじたりと芸達者ぶりをみせてくれた。エピソードの数々から相当なチャボマニアぶりが窺えた竹中は、この夜のMCに最適だった。

曽我部恵一は1人で“さなえちゃん”を演奏。「チャボさんがこの曲を書いたのは22歳で、そのとき僕は1歳でした」と言っていた。斎藤和義はこの夜のバンド、河村智康(ds)、林由恭(b)、伊東ミキオ(key)、Leyona(cho)、佐藤タイジ(g)、土屋公平(g)らをバックに“うぐいす”を披露。「僕もあんな袋綴じを開けるのが似合わない男になりたいです」とかなんとか、相変わらずのせっちゃん節をかましていた。

寺岡呼人が“ティーンエイジャー”を、紅一点Leyonaが“魔法を信じるかい?”を披露。さだまさよし(岡本定義+山崎まさよし)が“ホームタウン”をプレイ。この日の出演者は、それぞれに持ち味を出していて素晴らしかったが、なんといっても曲が魅力的でオリジナルを聴いてみたいと思わせた。

“ポスターカラー”をTRICERATOPSが演奏し終わると、和田が「今日はスペシャルなことをやります!」と吉井和哉を呼び込み、そのまま4人で“別人”を演奏した。真っ赤なコートの吉井は一番ロックスター然としていて、会場も盛り上がった。この後登場した浜崎貴司が、「吉井くんのあとはやりづらいね」と呟いたが、朗々と歌い上げた“ガルシアの風”はとても心に響いた。

着物で登場した宮沢和史が“唄”を、YO-KINGが“慕情”を歌い終わると、いよいよゲストコーナー最後の奥田民生の出番となった。「楽屋に戻って来るみんなが、緊張した緊張したって言うから、全然緊張してなかったのに、緊張したんすよ」とか「なんで俺がトリなんだ」とまったり民生トークで笑いを誘っていたが、ひとたび“チャンスは今夜”を演奏しだすと、ばっちりキメてくれた。

セットチェンジの後、スクリーンに幼少時代の白黒写真からこれまでの演奏シーンの映像が数分流れると、本日の主役、仲井戸麗市が登場した。まず驚かされたのは、とても60歳には見えないその若々しさだ。アクションも容姿も、まるで30代のキース・リチャーズのようではないか!

まず、1人で“いいぜBaby”という曲を弾き語り、バンドと共に4曲を演奏した。いずれも初めて聴いた曲だったが、耳馴染みがよくかっこよかった。チャボのボーカルは独特で味わい深い。あとで調べたところ、“HUSTLE”の次に寺岡呼人がリクエストしたと言って演奏された“ハイウェイのお月様”は、かなりレアな選曲だったようだ。“遠い叫び”に続いてプレイされた“早く帰りたいPARTⅡ”は、チャボの代名詞のような曲なのだろう。人柄が分かるようなイカしたナンバーだった。

アンコール1曲目の“打破”は、土屋公平とのユニット麗蘭の曲で、キレがあってアンコールにもってこいだった。この曲から、THEイナズマ戦隊のギター山田が加わり、音に厚みが増したと思ったら、この後スタンドマイクが数本立てられ、翌日ライブがあったクロマニヨンズ、さだまさよし以外のゲストが再登場。一気にクライマックスに向かう雰囲気になった。

そして、演奏されたのは、名曲“雨あがりの夜空に”だった。チャボがリフを弾き始めた瞬間、目頭が熱くなってしまった。民生~吉井~と次々に歌い継いでいき、最後はチャボがボーカルを取った。エンディングでチャボが両手を天に上げて、「サンキュー!清志!」と言っていた。会場のどこかで清志郎も、「最高だぜ、ベイベー!」と観ていたのかなと考えた。

ラストナンバー“GET BACK”で、3時間10分におよんだこの夜のライブは終了した。もちろん、豪華なゲストたちは素晴らしかったが、この日の主役はなんと言っても、仲井戸麗市の歌であり、本人であった。おそらく私をはじめ、ゲスト目当てで足を運んだこの日の観客の多くが、チャボの虜になったに違いない。それくらい仲井戸“CHABO”麗市という男は、魅力溢れるミュージシャンであり、素敵な人だと思った。


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ザ・クロマニヨンズ ツアー2010-2011 ウンボボ月へ行く 渋谷C.C.Lemonホール

2011.02.22 22:24|ライブレポート
ちょうど1年ぶりにクロマニヨンズのC.C.Lemonホール公演に行ってきた。去年は、マーシーの目の前でピックまでゲットしちゃったなぁなどと思いながら、今回は2階席のほぼ真ん中で開演を待つ。

ツアータイトル通り、ステージは月面になっていてウンボボだか、高橋ヨシオだかの足跡がついていて、後ろにはでっかい地球が見え、星がチカチカ瞬いている。というか、ウンボボってなんだ?

客電が落ちると、スタッフがえっちらおっちらとアルバム『Oi!Um bobo』のフラッグを運んできて、ドラムの後ろに突き立てると、メンバーがバラバラと登場。アルバムと同じ“オートバイと皮ジャンパーとカレー”でライヴはスタート!ものすごい揺れと共に「オイ!」「オイ!」コールが巻き起こる。

間髪入れずに“伝書鳩”が飛び出し、アルバム通りに“あったかい”へと続く。あったかいどころか2階席でも、すでにかなり暑い。これはホッテストなライヴになることは間違いなしだ。“底なしブルー”ではヒロトのクールなハーモニカが鳴り響き、一転リズミカルな“キャデラック”へと続き、ライヴはブイブイ進む。

アルバムの中でも個人的に大好きな“多摩川ビール”に癒される。本当に多摩川の土手でビールを飲みながら聴いたら、気持ちいいだろうなぁなどとぼんやり思っていたら、流れ星が流れたので、愛する人の幸せを祈った。照明だけどね。

ここで一旦アルバムの流れを止めて、“グリセリン・クイーン”と“草原の輝き”が披露された。重厚なアレンジがかっこよく、ヒロトとマーシーの掛け合いに痺れた。さらには“流線型”と“飛び乗れ!!ボニー!!”という新曲も聴けてラッキー!ヒロトはかなりドキドキしていたようだけど、いい感じだった。

軽快な“スピードとナイフ”からストレートな“ゴーゴーゴー”で再び場内はヒートアップ。CMでお馴染み“ひらきっぱなし”でアルバムに戻り、スピードアップする後半がスリリングな“7月4日の横田基地”、「ロマンマ~ン」というコーラスが面白い“ボンジュール ロマンマン”が次々に演奏される。

“いきもののかん”と“我が心のアナーキー”に続いて、イントロのハーモニカを聴いただけでもう胸がキュンとくる“エイトビート”が始まった。はっきり言って、巷に溢れる「泣ける歌」の100倍は泣ける。偉くなくてもいい、金持ちじゃなくてもいい、ただ生きる。つらいこと悲しいこと嫌なことが溢れる世の中だって、生きてればそのうち楽しいことだってある。今夜みたいに飛びきり楽しいことがきっとあるんだ。

じんわり胸が熱くなったところへ“ギリギリガガンガン”でさらに最高の気分にさせてくれた。本当に最高!こちらこそありがとうと言いたい“あさくらさんしょ”が終わり、本編最後“紙飛行機”を飛ばす時間になってしまった。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。でも、それでいい。

アンコール1曲目は、4人が横1列に並び鼓笛隊よろしく“南南西に進路をとれ”を勇ましく鳴らした。そして、哀愁の“夢の島バラード”から、いよいよとどめの一撃“タリホー”でこの夜はお開きとなった。

1年経って変わったことと変わらないことがある。変わったことは、1つ年を取ったこと。変わらないことは、クロマニヨンズがロックの楽しさを鳴らし続けてくれたことだ。楽しい思い出をありがとう。またね。


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山切修二 生きるという事

2011.02.19 20:04|ライブレポート
少し前になるが、13日にともだちの山切修二が、赤坂BLITZのイベントに出演するというので出かけた。古い赤坂BLITZには何度も行ったことがあり、イエローモンキーの「あしたのショー」などを観た記憶があるが、リニューアル後は数年前に観たクロマニヨンズ以来2度目だ。

もちろん、大勢の出演者の中の1人であってワンマンではないが、それでもBLITZである。クロマニヨンズの次に彼の歌う姿をここで観るとは思いもよらなかった。彼のこれまでの歩みを知る者としては、素直に嬉しかった。やるじゃないか!

彼は京本政樹似の端正な顔立ちと華奢な体格で中性的な魅力があり、男の私から見ても惚れ惚れするようないい男である。そのうえ、甘い声で歌もギターも上手く、これで会うたびに違う美女を引き連れていたりした日には、ハンカチを噛み締めて「なによっ!キィ~ッ」と地団駄を踏んで悔しがるところであるが、なぜか私生活ではかなりヘヴィな経験をしているのであった。

詳細をここに書くわけにはいかないが、同情を禁じ得ない理不尽な仕打ちの数々を、爆笑必死の鉄板エピソードとして披露する彼の姿には感心させられた。人の不幸を笑ってはいけないが、彼の巧みな話術に大いに笑わされて、ビールが旨かった。面白過ぎるぞ!一切の恨みつらみを言わず、すべらない話をする彼は、根っからの表現者であり、エンターテイナーなのだと思った。

人は、辛く悲しい経験をすれば、その分だけ優しくなれるというのは多分本当なのだと思う。恨みごとを言っても何も生まれない。それならば、相手の幸せを祈るほうがよっぽどいいじゃないかという彼の姿勢には、大いに共感するところだ。人知れず七転八倒し、眠れぬ夜を過ごしたこともあったはずだが、そんなことはおくびにも出さずに力強く歌う彼の姿が、この日BLITZのステージにあった。

最後に彼は“生きるという事”を歌った。この曲は、フレーズをどんどん重ねていってループさせるという視覚的にも魅せる彼の代表曲だ。以前、カフェレストランで演奏したところ、オーナーに「あの曲はちょっと」と言われたそうだ。確かに食事のBGMにさらりと聴けるような曲ではない。キメの技も彼以外がやれば、ドン引きされかねないが、悔しいかな彼がやると決まる。いや、別に悔しがることはないが。

「生きるという事は、愛する事だ」という彼の強く優しいメッセージは、たくさんの観客に確かに届いたはずである。彼にはプライベートでも幸せになってもらいたいが、可愛い猫のジャコがいるからまだいいではないかと思い直し、BLITZを後にした。

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エレファントカシマシ ZEPP TOUR 2010 Zepp Tokyo

2010.11.22 02:23|ライブレポート
20日に、エレファントカシマシのZEPP TOUR初日に行ってきました。ニューアルバム『悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅』が数日前に発売されたばかりだったので、てっきり新作の曲は全曲お披露目のツアーかなと思ったのですが、蓋を開けてみると、バンド編成もセットリストも意外なライヴでした。

まず、暗転してメンバーがステージに現れたのですが、お馴染みのエレファントカシマシ"エス"ではなく、サポートはギターのヒラマミキオさんだけで、キーボード蔦谷さんの姿はありませんでした。1曲目はニューアルバムから「脱コミュミケーション」でガツンと開幕。みやじの声が良く出ていて調子の良さを伺わせました。続く2曲目に勢い良く「新しい季節へキミと」が、3曲目に一転してヘヴィな「俺の道」が繰り出され、このあたりから「おや?どうやら今夜はニューアルバムメインじゃなさそうだぞ」と思い始めました。

それまで暗めだった照明がパッと明るくなり始まったのは「今はここが真ん中さ!」で、この曲はいつも「ショウが始まる!」という陽の雰囲気を漂わせていてワクワクさせてくれます。次の「始まりはいつも」はかなりレアな選曲で、正直「これなんだっけ?」とタイトルが浮かんできませんでした。ここまでのタイトルを見ると、「脱・新しい・俺・今・始まり」という現在のエレカシを表したようなキーワードが並び、バンドのポジティブさを感じさせます。

「免許を取ったばかりのとき、高速道路をものすごいスピードで走りまわっていた頃の曲です」というMCから、10年ぶりに披露された「good morning」は、当時より圧倒的に格好良いヴァージョンで、これは本当に痺れました。途中で照明が眩く点滅し、「レッツドライブ!100キロ・・・120キロ・・・」と叫びながら演奏もぐんぐんスピードを上げ、最後は「300キロ~!」と新幹線並みの速度に達し、通常のテンポに戻るというエキサイティングなライヴヴァージョンでした。

「悲しみの果て」もいつもより骨太なサウンドでした。それはこの日全体の演奏に言えたことで、キーボードの装飾がない分、バンドの演奏がよりタイトに生々しく響いていました。新作からの2曲目は、女性目線の「彼女は買い物の帰り道」で、しっとりと丁寧に歌っていました。前々作でユーミンの「翳りゆく部屋」をカバーしたことで刺激されて作ったのでしょうか。新境地の1曲です。新作から続けて演奏されたシングル「幸せよ、この指に止まれ」、コットンクラブで聴けた「明日への記憶」はより完成度を上げていました。

勇気づけられる「何度でも立ち上がれ」も嬉しい選曲で、この日は長いバンドの歴史を縦横無尽に行き交いつつ、古い曲も現在のヴァージョンで披露するという素晴らしい内容でした。「歩く男」は、石君とミッキーのTHIN LIZZYのようなツイン・ギターが印象的でした。ここで来ますか!と驚きの「星の砂」、そして、新作を代表する1曲になるであろう「旅」は非常にライヴ映えして格好良かったです。

キャッチーなロックナンバー「いつか見た夢を」、跳ねるリズムが心地良い「さよならパーティー」、人気の高い「so many people」が立て続けに演奏され場内は一気に盛り上がりました。そしてとどめの一撃は「男は行く」!静かなるダンディ成ちゃんのベースが腹にズンズンと響きました。この夜は、バンドが一丸となって叩き出すグルーヴがとにかく最高で、中でもトミのドラムは、ボンゾやコージー・パウエルが乗り移ったかのような鬼気迫る迫力で、ときにスティックを叩き折りながらドカドカと手数の多いヘヴィなドラムは圧巻の一言でした。

アンコールは「デーデ」でスタートし、次もファーストアルバムから驚きの「習わぬ経を読む男」!おそらくライヴで聴いたのは初めてだと思います。みやじの急な思いつきで弾き語り始めた「寒き夜」は、コード進行が思い出せずつっかえつっかえの演奏で、最後に「練習不足ですいません」と手を合わせて観客に謝る姿が微笑ましかったです。

気を取り直してド~ンと決めてくれた「ガストロンジャー」はロックバンド、エレファントカシマシの本領を発揮してくれました。「今宵の月のように」では、途中、声が上ずりおかしな感じになったのですが、感極まって泣いていたそうです。珍しいことですが、みやじの人間的な一面が垣間見れて胸が熱くなりました。そしてこの日のラストナンバーは、「ファイティングマン」!「さぁ、ドーンと行こうぜ!ファイティングマンッ!ファイティングウーマンッ!ウィメンッ!」とすべてのオーディエンスを鼓舞し絶唱、大団円となりました。

ニューアルバムから「moonlight magic」や「悪魔メフィスト」などの新曲も聴きたかったところですが、それは来年の武道館あたりでのお楽しみにしたいと思います。それこそ武道館のような大きい会場ではサポートを入れて華やかにやってもいいし、Zeppのようなライヴハウスでは4人だけでタイトにやってもいいんじゃないかなぁと、この夜のバンドを観て思いました。そういう自由な選択が出来るくらい今のエレカシ4人のバンド力が一段高くなっていたことが確認出来て、大満足のライヴでした。

01.脱コミュニケーション
02.新しい季節へキミと
03.俺の道
04.今はここが真ん中さ!
05.始まりはいつも
06.good morning
07.悲しみの果て
08.彼女は買い物の帰り道
09.幸せよ、この指にとまれ
10.明日への記憶
11.何度でも立ち上がれ
12.歩く男
13.星の砂
14.旅
15.いつか見た夢を
16.さよならパーティー
17.so many people
18.男は行く
-encore-
19.デーデ
20.習わぬ経を読む男
21.寒き夜
22.ガストロンジャー
23.今宵の月のように
24.ファイティングマン


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エレファントカシマシ ファンクラブ会員限定スペシャルライブ COTTON CLUB

2010.08.10 23:38|ライブレポート
8月9日、エレファントカシマシのファンクラブ会員限定スペシャルライブに行って参りました。これは新曲のPV撮影を兼ねた60分ほどのライブに会員の中から約120名を招待するというもので、ダメ元で応募したところ、ラッキーなことに当選してしまったのであります!

会場は初めて行く丸の内にあるCOTTON CLUBという所謂ジャズの聖地で、こじんまりとしたなかにも上品な大人の雰囲気漂う空間でした。そこに新・文豪Tシャツを着て行ってしまった僕は軽く浮いていたわけですが(笑)、ライヴは60分どころか、アンコール含めがっつり13曲約1時間20分も演ってくれた本域の素晴らし過ぎるライヴでした!

場内は全席着席で、ステージとフロア席は一段低くなっていて、通路を挟んで壁際にもソファ席などがありました。カメラが何台もスタンバイしていて、僕はステージ向かって左側のソファ席に座りました。配られたカードを見て「うわ、こんなに演るんだぁ」などとひそかに興奮していると、「お願いします!」という声とともに後ろから出てきたメンバー4人が目の前の通路を通ってステージに上がりました。

あまりの近さにあっけに取られている間に、みやじの控えめな「イエ~イ」でライブがスタート。なんと1曲目は、「夢を見ようぜ」でした!かつては野音のオープニングなどでお馴染みだったこのナンバーも聴くのは数年ぶりです。まさにこれから「みんなで夢を見ようぜ!」と歌われているようで嬉しさがこみ上げてきました。「久しぶりに4人で演ります」と言って始まった定番曲「悲しみの果て」は、「ワン、ツー」という張りのあるみやじのカウントが生声で聴こえてきて思わず涙腺が緩みました。いつもはお馴染みゆえ、さらっと聴いてしまうのですが、今回は「この曲からファンになったんだよなぁ」としみじみとしてしまいました。

続く「太陽ギラギラ」も久しぶりに聴く曲で、野音や夏フェスでの流れで済ますのではなく、わざわざこの日のためにきっちりとリハーサルをして臨んでくれているんだというバンドの真摯な姿勢が伺えて感動し、間近に聴くその迫力ある演奏に圧倒されました。なにしろドラム、ベース、ギター、そしてヴォーカルが鼓膜にビリビリと響いてくるのです。「ここで素敵な方たちを紹介します。いや、みなさんも素敵ですけど、ここでは違います」と笑いを誘い、蔦谷さんとミキオさんを呼び込み、いつものエレファントカシマシ"エス"になり、「もしも願いが叶うなら」を披露。これもまた心憎い選曲でした。

そしてこのライブのメイン、新曲「明日への記憶」が満を持して演奏されたのですが、驚いたことに野音、ロック・イン・ジャパンなどで披露された2曲ではなく、まったくの未発表曲だったのです!「野音でも歌うのを我慢した自信作」とみやじが誇らしげに紹介したように、ここ最近の分かりやすい応援ソングとは一線を画す日常の風景を切り取ったような重厚な叙事詩に仕上がっていて、アルバムが出たら核になる曲だなと直感しました。一転、「蔦谷さんと初めて作った曲です」とキャッチーな「笑顔の未来へ」では大分緊張がほぐれたお客さんが手を叩き乗っていました。

一呼吸おいてアコギに持ち替え、おもむろに弾き出したのは「珍奇男」でした!「くぅ~っ、この空間でこの曲が聴けるとはっ!」と誰もが心の中で快哉を叫んだであろう痛快な選曲でした。滝のような汗を滴らせながら歌うみやじは、改めて天性の歌い手なんだと実感しました。2曲目の新曲「歩く男」は、野音でも演奏されたファンならニヤリとする「~男」シリーズの最新作で、「明日への記憶」のカップリングだとか。さらに野音の最後やロック・イン・ジャパンでも演奏された新曲「いつか見た夢を」も披露されました。どちらも2回聴いただけでもサビを覚えてしまうようなキャッチーなナンバーです。

そして次も驚きの「イージー」が登場。聴くのがいつぶりか分からないくらいのスペシャルな選曲で、本当に贅沢な内容に頭がふわふわしました。バンドは一気にクライマックスに突入すべく、こちらはお馴染み「FLYER」を投下!巨大な音の塊が顔面に飛んでくるような大迫力。そのまま間髪入れずに予定された最後の曲「ファイティングマン」に雪崩れ込みました。みんな着席したまま精一杯手拍子しました。演奏後、また目の前を通って帰って行ったのですが、トミが隣のテーブルの男性の前にリストバンドをそっと置いていきました。そのさりげない優しさに痺れました!

「夢よ終わらないでくれ~」と大きな拍手が鳴り響くなか、バンドは再び戻って来てくれて、アンコールと言えばこの曲!「花男」を渾身の力で演ってくれました。そしてメンバーが退場し、BGM「絆」が流れ終演となりました。本当に夢のようなひとときでした。なによりも会場の大きさやオーディエンスの人数など関係なく、全身全霊で音楽を届けるんだという本当のプロフェッショナルの姿が見れて嬉しかったし、改めてエレカシを好きでよかったなぁと頼もしくも感じました。今年の運はもはや使い果たしたのではないかと思えるような、幸せがこの指にとまった1日でした。

1.夢を見ようぜ
2.悲しみの果て
3.太陽ギラギラ
4.もしも願いが叶うなら
5.明日への記憶
6.笑顔の未来へ
7.珍奇男
8.歩く男
9.いつか見た夢を
10.イージー
11.FLYER
12.ファイティングマン
13.花男(アンコール)

エレファントカシマシ ファンクラブ会員限定スペシャルライブ エレファントカシマシ ファンクラブ会員限定スペシャルライブ


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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010 スピッツ

2010.08.07 23:45|ライブレポート
だいぶ日も傾いてきて涼しくなってきた18:00にスピッツが登場しました。「放浪カモメはどこまでも」で、ガツンとロッキンにスタート♪この曲はライヴバンド、スピッツの本領発揮の1曲でオープニングにぴったりです。一転、「どうも~スピッツです」と相変わらずのほほんとしたマサムネのMCに続いて、いきなりのクライマックスとも言える「チェリー」が披露され、オーディエンスの手がひらひらと揺れました。

初期の夏ソング「夏の魔物」はテツヤのギターソロが個人的に好きです。彼のギターソロは決してテクニック一辺倒ではなく、印象的なフレーズが多いと思います。続いて、CDとしては最新シングル「つぐみ」が演奏されました。1stアルバムの曲と20年近く経った最新曲と新旧を取り交ぜて演奏しても全く不自然に聴こえないのは、いかにマサムネの作るメロディが普遍的なものかを物語っていると思います。

MCでは突拍子もないことを言い出すマサムネですが、今回もいきなり「スピッツはロックバンドです!」と、ファンなら何を今更という宣言が!なんでも「コール・アンド・レスポンスのようなものがなくて憧れている」とのことで、「別れても~(別れても~)」「好きな人~(好きな人~)」と「別れても好きな人」のサビでオーディエンスとコール・アンド・レスポンス成立にご満悦な様子のマサムネなのでした(笑)

ちょうどワールドカップ開催中にCMで流れていた話題の配信シングル「ビギナー」に続いて、フェス恒例カヴァーコーナーでは、大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」という曲を披露。正直知らない曲だったのですが、オリジナルかと思うくらいスピッツ節になっていました。なんでも高校のころからカヴァーしていたのだそうです。続いて、夏の定番曲「渚」が演奏されました。すぐ隣に海岸が広がる海浜公園は、この曲にぴったりのシチュエーションです。

キャッチーなリフが炸裂する立て揺れナンバー「トンガリ'95」ではオーディエンスもノリノリになり、間髪いれずにイントロの歪んだベースが印象的な「けもの道」でさらにロックバンドとしての真骨頂を見せつけ、一気にクライマックスに達しました。そして余韻に浸るような「空も飛べるはず」で大団円を迎えました。

スピッツのライヴは、いつもあっさりとあっけなく幕を閉じます。それは控えめながら、いつの間にか僕らの心に色褪せない歌を届けてくれるバンドのたたずまいを表しているのだと思います。

1.放浪カモメはどこまでも
2.チェリー
3.夏の魔物
4.つぐみ
5.ビギナー
6.そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸カヴァー)
7.渚
8.トンガリ'95
9.けもの道
10.空も飛べるはず


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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010 エレファントカシマシ

2010.08.07 23:02|ライブレポート
毎年恒例のロック・イン・ジャパン・フェスティバル。今年は2日目に行ってきました。

一番暑いと思われる15:30に登場したのは、エレファントカシマシ!いきなり「ファイティングマン」でギアをトップに入れ、ガツンとかましてくれました。広いグラス・ステージを端から端まで走り回り、指差し、お尻ペンペンなど豊かなパフォーマンスでオーディエンスを煽るみやじ。続く「幸せよ、この指にとまれ」ではアコースティック・ギターを掻き鳴らし、爽やかに聴かせてくれてました。

静かに盛り上がる「俺の道」では、みやじが成ちゃんの帽子を奪って被りしばし歌いました。やはり盛り上がる人気の「悲しみの果て」に続いて、みやじが「歌詞が面白い曲です!」と紹介して「デーデ」を演奏。「稼げ!」とか「俺にも稼がせろ!」と我々オーディエンスに語りかけ笑いを誘っていました。

個人的には、この後の「暑中見舞い-憂鬱な午後-」と「かけだす男」の2曲が久しぶりに聴けて嬉しい驚きでした!ライヴでの「暑中見舞い」はラストの「ダダダダダダダダッ!」というみやじのシャウトでピタッと終わるところが最高にかっこいいです!「かけだす男」は「別れた彼女によりを戻そうって会いに行くときに作った歌です」と制作秘話を披露していました。

しんと静まった会場に凛とした歌声が響く「リッスントゥザミュージック」では、みやじの歌の上手さをしみじみと実感しました。次に、先月の野音で最後に披露された新曲「いつか見た夢を」が登場。最近の流れを汲むキャッチーなロックナンバーで、10月の発売が楽しみです。

今やなくてはならない“約束の歌”「FLYER」がヘヴィに鳴らされ、さらに必殺の「ガストロンジャー」のイントロが流れると、オーディエンスの熱気も最高潮に達し、無数の拳が挙がりました!これで終わりかと思いきや、「応援ソングです!」と「俺たちの明日」をやってくれました。最後にみやじがボタンを飛ばしながら、白シャツをはだけさせてステージを去り、ライヴ終了となりました。

やはり、地元で観るエレカシは格別のものがあり、野音とはまた違った開放感に最高の気分でした♪

1.ファイティングマン
2.幸せよ、この指に止まれ
3.俺の道
4.悲しみの果て
5.デーデ
6.暑中見舞い-憂鬱な午後-
7.かけだす男
8.リッスントゥザミュージック
9.いつか見た夢を
10.FLYER
11.ガストロンジャー
12.俺たちの明日 


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AC/DC来日公演回顧録

2010.03.19 22:39|ライブレポート
早いもので9年ぶりとなったAC/DCの来日公演が、あっという間に終わってしまいました。前回観たのは横浜アリーナでしたが、今回僕が観たのは初日の12日さいたまスーパーアリーナ公演でした。

オーディエンスを煽りまくるちょっと卑猥でドキドキするオープニングのアニメーションも最高で、スクリーンがぱっくり割れて赤いツノが付いた暴走列車のセットがドーンと登場し、「暴走/列車」が始まったときには場内の熱気はすでにハイ・ヴォルテージに達していました!

3曲目で早くも「バック・イン・ブラック」が飛び出しさらにヒートアップ!その後も惜しげもなく「悪事と地獄」「サンダーストラック」などの名曲が披露されました。光るツノ“DEVIL HORN”を頭に装着した年齢層が高めの場内は無数の赤い光が点滅していて、とてもキレイでした。

拳を振り上げ、大声で歌っているオーディエンスはみんな笑顔でとても楽しそう。この時を長い間待っていたんだなぁと思うと、熱いものがこみ上げてきました。

メンバーの容姿はさすがに9年前に比べると衰えていましたが、その演奏と熱いステージングはまったく衰えていませんでした。還暦を過ぎたブライアン・ジョンソンの声も所々苦しげではあるものの、まだまだ健在でしたし、なによりもアンガス・ヤングのギタープレイには目が釘付けでした。汗を飛び散らせながら、首を大きく上下に振ってリフを刻むその姿は、まさにリフの鬼神そのもの。ダックウォークでステージを所狭しと駆け回る体力が、あの小さい体のどこにあるのでしょう!?凄すぎます!

もちろん淡々とリズムを刻みコーラスを付けるマルコム・ヤングとクリフ・ウィリアムズ、そしてバンドを支える屋台骨フィル・ラッドの静なる3人のリズム職人たちの存在も忘れるわけにはいきません。

「ジャック」ではアンガスがお待ちかねのストリップショーも披露!オーディエンスをじらすように、ネクタイを外し...ワイシャツのボタンを外し...ジャーンの音に合わせ胸をはだけると、「いいぞ!もっとやれ」の大歓声!よしとばかりベルトを緩め...チャックを下ろし...観客席に向かって半ズボンをジャーンと下ろしAC/DCロゴのトランクスを見せつける54歳児アンガス!もう最高以外の何物でもありません。

続く「地獄の鐘の音」のイントロダクションでは、ブライアンが魅せてくれました。天井から降りてきた地獄の鐘に向かって全速力で走っていき、スーパーマリオよろしく、ぶら下がったロープにピョーンと飛び付くと、ゴ~ン、ゴ~ンとあのお馴染の地獄の鐘の音が鳴り響き、曲がスタートするという痺れる演出!

スリリングな「スリルに一撃」、大合唱の「狂った夜」、「オイ!オイ!」コールが見事にキマり会場がさらに一体となった「T.N.T.」と次々にキメ曲をこれでもかと繰り出し、9年待った日本のオーディエンスをノックアウト寸前に追い込むバンド。そして、昨年末にGUNS N' ROSESも披露した「ホール・ロッタ・ロジー」では巨大なバルーンのロジーも登場し、続いて披露したAC/DCの、いや全ロックのアンセムとも言うべき「ロック魂」で本編終了となりました。

まだまだ聴き足りないオーディエンスのアンコールを求める熱い声援に応えて再登場したバンドが繰り出したのは、一撃必殺の「地獄のハイウェイ」!おそらくボン・スコットも暴走列車の先頭あたりで大好きなウィスキーやバーボンを引っかけながらバンドの演奏を見守っていたに違いありません。そして、いよいよ楽しい時はあっという間に終わりを告げ、最後の曲となった「悪魔の招待状」で大砲の爆発とともに最高のロックン・ロール・ショウは幕を閉じたのでありました。

これぞロックン・ロール!これぞエンターテインメント!35年以上に渡って愚直なまでにおのれの信念に従ってロックし続ける彼らの姿には、ただただ脱帽でした。年齢的には次の来日は厳しいかもしれませんが、フェスでもなんでもいいので、ロックン・ロール・ドリームをもう一度と願わずにはいられません。

AC/DC、最高の一夜をありがとう!


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ザ・クロマニヨンズ MONDO ROCCIA 渋谷C.C.Lemonホール

2010.02.02 23:29|ライブレポート
道端に雪がちょっと残る寒い夜に、熱い熱いザ・クロマニヨンズのライヴに行ってきました!

彼らのライヴを観るのは、約2年ぶり。今回は、なんと1列目が取れてしまいました~!
しかも、マーシー側でした。席についてからドキドキそわそわしてしまいました。

ドンドコドンドコと胸躍る「モンド ロッチャ」1曲目「ジャングル・ジャミン」からライヴはスタート!

マーシー近い!ソロを弾く時こっちに来てくれると、ホント1mくらいの距離だぁ。カッコイイ~!

全曲披露された「モンド ロッチャ」は、どの曲もカッコイイし楽しくて最高だ~!みんなノリノリ♪

でも、なぜか「鉄カブト」だけはちょっと泣けたなぁ。
あの人の 思い出は 守ってくれ 鉄カブト

「ギリギリガガンガン」「エイトビート」「紙飛行機」「スピードとナイフ」後半もぶっ飛ばしてくれた♪

マーシーがソロのたびにピックをポイポイと投げてくれたんだけど、暗いし取れなかった。

と思ったら、足元に落ちてたよ!ワーイワーイ♪
マーシーのピック♪ マーシーのピック♪

年々プリミチブに楽しさをひたすら追求する彼らは、本当にカッコイイ!

そして、彼らのライヴはかっこよくて、楽しくて、ちょっと切ない。

また楽しい思い出が出来ました♪

今日は最高の気分だ~!

ありがとう、ザ・クロマニヨンズ!

またね。

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エレファントカシマシ新春ライヴ!

2010.01.09 23:55|ライブレポート
8日にエレファントカシマシのコンサートに行ってきました♪

いきなり2曲目に超ひさびさの「真夜中のヒーロー」が披露されたのにはびっくり!いやぁ、およそ10年ぶりくらいに生で聴けました。そしてもう1曲、冬にぴったりの「真冬のロマンチック」も演ってくれました。ちょうど前日に「明日やらないかなぁ~」なんて聴いてたんですよ!これ、ホント!もう昇天です。

高速バージョンの「化ケモノ青年」もしびれるかっこよさ!続く「ハナウタ~遠い昔からの物語~」にしみじみ感動。2曲披露された新曲もとても良い曲で、特に1曲目「幸せよこの指に止まれ」は、なんかイントロから感動してしまいました。今やなくてはならない激烈ナンバー「FLYER」から「俺たちの明日」でど~んと本編終了。

アンコールは「地元のダンナ」からスタート!リフがかっこいい!続く「笑顔の未来へ」の流れも最高。ロックナンバー2連発のあと、「桜の花、舞い上がる道を」が演奏されるというなんとも豪華なアンコール!

再びアンコールに応えて登場したバンドが最後に演奏した「待つ男」も渾身の出来栄えでした。声を振り絞り、歌舞伎役者のように見得を切る宮次から目が離せませんでした。

2010年新春一発目にふさわしい温かくて優しくて、そして熱いライヴでした。
「また会おう!来年」とか言っちゃって、今年もたくさんライヴやってくださいよ~先生!

しっかりとロックエネルギーが充電されたので、今年もど~んと突っ走りたいと思います!


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GUNS N' ROSES Chinese Democracy World Tour 2009 at Tokyo Dome

2009.12.20 16:22|ライブレポート
19日、GUNS N' ROSES(以下ガンズ)のコンサートに行ってきました!16日の京セラドーム大阪公演は、バンドが登場したのが21時過ぎ、それから3時間ライヴが繰り広げられ、終わってみると翌17日0時を過ぎており、帰宅の足を確保すべくオーディエンスの間で、タクシー争奪戦が繰り広げられたという実にガンズらしいニュースになっていました。

この夜も終電がなくなったら同行するシンガーの山切修二さん宅に泊めてもらう約束をしていたのですが、音の規制が厳しい東京ドーム側がバンド側に強く要請したのか、前座のムックは当初の開演時間18時よりはるかに前、17時過ぎの客入れ時に演奏させられたようで、僕が会場に入った18時30分にはすでにいよいよガンズが出てくるかという雰囲気でした。

そして、なんと定刻を“たった”40分しか過ぎていない18時40分に客電が落ち、ライヴがスタートしてしまったのです!焦った僕は、まだ来ていない修二さんに「ヤバイ!始まりました!」とメールを打ちましたが、彼が着いたのはオープニングの「CHINESE DEMOCRACY」が終わり、2曲目の「WELCOME TO THE JUNGLE」が始まるところでした。「1、2時間遅れるのはざら」というガンズのライヴにおいて、異例とも思えるほぼ定刻通りのスタートに翻弄されたオーディエンスは彼の他にも少なからずいたと思います。なにが起こるか分からないガンズのライヴを身をもって知った我々であります(笑)

ライヴの音楽的な内容については、ガンズの(というかアクセルの)熱心なフリークである山切修二さんのブログにプロの目線で非常に詳細かつ、マニアックに書かれているので、興味のある方はぜひ一読をお勧めします。

山切修二 blog ,bloger,blogest

結果的にこの日は、実に大阪公演を上回る3時間半強という大盤振る舞いのライヴが繰り広げられました。しかし、まったく飽きることなくあっという間に感じた素晴らしいライヴだったと思います。もちろん、東京ドームですから音は良くなく、ギタリストが3人もいるのでごちゃごちゃして聞こえづらい場面も多々ありましたし、残念ながらスタンド席はガラガラという寂しい客の入りでもありました。ついでに言うと、この客の入りでは費用が見合わないと暖房をケチったのか、場内は非常に寒く、みんな上着をしっかり着こんで観ていました。

しかし、それでも会場に詰めかけた熱心なファンの大半は聴きたい曲がほとんど聴けたはずですし、3月にいよいよやって来るAC/DCのプロモーションも一役買った(?)「WHOLE LOTTA ROSIE」のカヴァーまで飛び出し大満足のセットリストでした。

そして、この日の一番の収穫は、アクセル・ローズがものの見事にヴィンス・ニールと同じ道を突き進み、プロレスラーのような立派な体格になっていたこと、ではもちろんなく(笑)、新加入の若きギタリスト、DJアシュバだったことは、この日のオーディエンスの大半の一致する意見でしょう。黒髪に全身タトゥー、イラストがぎっしりと描かれたギターをかき鳴らすイケメンのDJアシュバは、初期のガンズのようなバッドボーイズ風な雰囲気を醸し出していて、そのギタープレイもさることながら、仕草のひとつひとつがいちいちキマっていて、非常に華がありました。個人的には、彼のメロディアスなギターソロから、「SWEET CHILD O'MINE」に入る流れが一番感動しました。

メンバーのそれぞれのソロタイムも飽きさせないような工夫がなされていて、思いのほか楽しめました。その都度アクセルは着替えて出てくるのですが、ヘアースタイルが前回の来日時のコーンロウではなく、往年のストレートヘアーにバンダナを巻くスタイルだったので、袖なしのシャツを羽織って出てくるといよいよハルク・ホーガン一歩手前の「イチバ~ン!」な容貌でした。しかし、彼も人の子、そこらへんは致し方ないでしょう。それよりも、この日のアクセルは、あらゆるブートやYOUTUBEをチェックしている修二さんによると、一番声が出ていてほぼパーフェクトな状態だったそうです。たしかに、この日のアクセルのヴォーカルは、序盤こそあまり出ていなかったですが、後半になるにつれて高音もとてもよく伸びていて素晴らしかったです。年を重ねるにつれ、声が出ているというのですから驚きです。

DJアシュバの加入によって、前回来日時よりもバンドとしてまとまっていたように思いますし、なによりもアクセルが終始上機嫌でニコニコと歌っていたことが印象的でした。ラスト「PARADISE CITY」が終わり一旦引っ込んだアクセルとメンバーが再び登場し、何度も丁寧にお辞儀をしてファンに礼を言っていた姿も感動的で、バンドの状態がとてもいいことをうかがわせていました。

今度はもう少し小さい会場で、近い将来再び来日してくれることを期待しています。その時は、きちんと定刻通りに着席してバンドを待つファンが、1、2時間ほど待たされることがあるかもしれません(笑)しかし、それも含めてGUNS N' ROSESのライヴなのだということを我々は知っているのです。


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オペラとロック

2009.12.08 18:34|ライブレポート
オペラとロック

今回のタイトルは、所謂ロックオペラ、ザ・フーの「トミー」や「四重人格」、はたまたピンク・フロイドの「ザ・ウォール」などについての話ではなく、そのままオペラとロックを観てきたという意味です。

まずは5日に観たのは、阿佐ヶ谷にあるラ・フェリーチェというイタリアン・レストランにて、プッチーニの「ラ・ボエーム」を朗読とお芝居と歌にした朗読歌劇。主人公の詩人ロドルフォを演じたのが、以前彼の愛猫ジャコをモチーフにしたJacoTシャツをコラボして以来、親交があるシンガー山切修二さん

彼のライヴは何度も観たことがあるのですが、今回は今までとは全く違うオペラ。果たして、3ヶ月くらいの準備期間でロックシンガーがオペラを歌えるのか?という一抹の不安を抱きながら観劇したのですが、彼は見事に歌っていました。もちろん、山切さん自身もオペラ歌手の真似事をしたところで、付け焼刃にしか過ぎないということは十分に承知しているので、彼なりのオペラであることは言うまでもありません。

しかし、マイクなしで空間をビリビリと震わせるその歌声の迫力には単純に圧倒されましたし、ちゃんとロドルフォになって歌っていたと思います。だてに10年以上東京で活動しているわけではないなぁと改めてその歌声に聴き惚れました。

共演の涼恵さんという女性は、2007年にあのカーネギーホールでソロコンサートを行ない、スタンディングオベーションを受けたという世界的な歌手で、普段は巫女さんとして神職に就いている稀有な才能の持ち主だそうです。なるほどその歌声は涼しげで、凛とした空気を発していました。普段馴染みのないオペラもいいもんだなぁと思いました。

彼のブログに出演者の写真や裏話などが載っているので、ぜひご覧になってみてください。
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翌6日は新宿マーブルにて「ロックの向こう側FES 09」を観てきました。ひょんなことからマイミクになったギタリスト樋口三四郎さんが率いるバンド、OverTheDogsが出演するというのを知り、ちょうど新宿にいる(※1coin講習のため)ならライヴを観たいと思い立った次第です。コマ劇場の跡地を通り過ぎ会場に入ると、ちょうどOverTheDogsの演奏が始まるところでした。

キーボードを含む5ピースのロックバンドである彼らの演奏は、荒削りながら抑揚の効いたもので、ヴォーカルの恒吉豊さんの歌声と歌詞が魅力的でした。樋口さんのギターは演奏もさることながら、そのアクションもキレがあり、非常にステージ映えしていました。特にラスト3曲、「愛」「歌」「本当の未来は」は流れも良く気に入りました。

ステージ後、控室から出てきた樋口さんと初めて挨拶をし、しばし談笑。ステージでの荒々しい姿とは打って変わって、はにかんだような笑顔が素敵な好男子で、同じAB型同士ということもあり親近感を覚えました。

そうこうしていると次のアーティストが登場。白井幹夫&どこでもドアーズというバンドで、白井幹夫さんというのは、ザ・ハイロウズで活躍したあのキーボーディストです!ザ・ハイロウズで何度か観たことがあるのですが、まさかこんな目の前で観れるとは思いませんでした。バンドと書きましたが、このどこでもドアーズというのは、二人のドラマーが向かい合ってドカドカとドラムを叩きまくるユニットで、白井さんは途中から参加していてゲスト扱いのようでした。白井さんの容貌からは想像出来ない可愛らしいヴォーカルも聴けて楽しいステージでした。あんなロック親父になりたいもんです。

続いては、THE ZIPPERZというパンクロックバンドで、客電が落ちたと思ったら、いきなりステージ脇の楽屋の扉がバーンと開いて、ヴォーカルのラッキー・クッキー・センヌッキー氏(名前は先ほど知りました笑)がブ~ッと水を吹き散らしながら登場!扉の前にいた僕は思いっきり浴びました(笑)レッチリのアンソニーばりにパンプアップされたムキムキの上半身を晒しながら、巻き舌で咆哮するその姿には、ジョニー・ロットン、イギー・ポップ、甲本ヒロトなど先人の血を受け継いでいるのを感じました。傍若無人にステージはおろか客席まで練り歩きながら、しかし、その歌はメロディアスでキャッチーでした。特に「拙い唄」という曲がぐっときました。彼もステージを降りると、ニコニコとお客さんと言葉を交わしていて、ナイスガイのようでした。

普段ライヴハウスというと、やれZeppだのAXだの大きいハコばかり行っていましたが、ロックファンを自認するのであれば、このような小さいハコも行かないと勿体ないなぁと思いました。メジャーとかインディーズとかまったく関係なく、純粋に良い歌、心に響く曲を鳴らすバンドたちがいるという嬉しい発見が出来た夜でした。


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